「新auピタットプラン」徹底解説!料金や旧プランとの違いは?

2019年7月3日料金プラン,auauスマートバリュー,新auピタットプラン

「新auピタットプラン」徹底解説
新規受付が終了したプラン

「新auピタットプラン」は2019年9月30日で新規受付が終了しました。
「新auピタットプラン」に変わるプランとして新たに「新auピタットプランN」が登場しました。

新auピタットプランNについてはこちらの記事で解説しています

↓以下は2019年9月30日で新規受付が終了した「新auピタットプラン」についての解説です。


2019年6月開始になったドコモの新プランにauも対抗し、同じ6月から開始したauの新プランの一つ「新auピタットプラン」

「ピタットプラン」シリーズはデータ通信の利用量に応じて料金が段階的に変動するプラン
段階制料金ということもあり、au公式ページを見ても実際の利用料金がどのくらいになるのか、よく分からない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、この「新auピタットプラン」に焦点を当て、プランの内容・料金・デメリットをはじめ、旧「auピタットプラン(2019年6月30日で新規申し込み受付終了)」や競合プランとなるドコモの「ギガライト」との違いなど詳しく徹底的に解説していきます。

新auピタットプランとは

新auピタットプラン

「新auピタットプラン」は2019年6月1日から始まったプランで、スマホ契約に必要な要素である

  • 基本料金(通話にかかる料金)
  • ウェブ使用料(ウェブを使用するための料金)
  • データ通信料(通信にかかる料金)

セットでコミコミになった段階制の定額プランです。

先生

昔の料金プランではそれぞれの要素が分離した料金プランになっていることが多いですが、「新auピタットプラン」では1つにまとまっています。

※厳密にはウェブ使用料は「LTE NET」という300円のサービスなのですが、au公式サイトの料金表ではこの分も加算した形で説明されているため、ここでの解説でもLTE NETの金額も加算した形で説明します。

スマホの契約に必要な要素・仕組みがよく分からない方はこちらの記事で解説しています
段階制の定額プランとは

新auピタットプランはデータ通信の利用量に応じて料金が3段階に変動し、使ったデータ容量に相当するプラン料金が請求される仕組みです。

これにより毎月のデータ利用量が大きく変わるような人の場合はムダな料金を払わずに済ませることができるようになります。

新auピタットプランの段階制定額

月間で使えるデータの利用量は最大7GBまで

もし利用量が7GBを超えた場合は速度制限がかかり最大128kbpsまで通信速度が月末まで減速します。
※速度制限の解除は厳密には、翌月の1日に順次制限解除されていく形です。

旧「auピタットプラン」との違い

旧「auピタットプラン」では5段階の料金のバーがあり、月間で使えるデータの利用料は最大20GB(容量が大きい分一番高い料金の段階(5GB以上の利用)ではフラットタイプの料金よりも高額になっていました)でしたが、「新auピタットプラン」では最大の容量を過剰に多くせず、料金のバーも3段階に減らしています。(後半で比較解説します)

対象者・適用条件

新規契約・他社からMNP・機種変更のいずれの場合も対象となります。新auピタットプランへの加入には使用する端末がスマホ(4G LTE)であることが必須ケータイ(ガラケー)には未対応のプランです。

現在auを利用中の場合の注意点

現在、auのピタットプラン系やフラットプラン系を利用している人がこの「新auピタットプラン」にプラン変更をしたい場合には、機種変更のタイミングでのみプラン変更が可能な点には注意しましょう。

先生

端末を購入しない形でのプラン変更ができません。

月額1,980円のからくり

新auピタットプラン
出典:au

au公式サイト「新auピタットプラン」のページに書かれている「1,980円~」

一見安く見えるこの値段の秘密はすでにお気づきの方もいらっしゃると思いますが、これには安く見せるからくりが存在します。

最小限の料金プランを選択し、いくつかの割引キャンペーンを適用させた結果、実現した値段になっています。

簡単に「1,980円」になる条件は以下の通りで、かなり難易度が高いです。

新auピタットプランで1,980円にするための4つの条件
  • 通話タイプ国内通話30秒につき20円の一番基本料金が安くなるタイプを選択
    (家族間通話以外の通話やSMS送信は一切しない)
  • 「2年契約」はあり
  • 毎月利用するデータ容量は1ヵ月あたり1GB以下に抑える
  • 家族3人以上でauを利用し、「家族割プラス」を適用する

条件が色々出てきましたので、一つずつ解説していきます。

通話タイプは3種類から選択

新auピタットプランに加入の場合、通話プランのタイプは標準のタイプのほかに通話オプションで月額料金にオプション料金を上乗せすることで利用することができる2つのオプションを合わせ、3種類から選ぶ形になります。

ただし、選択したタイプによりベースとなる月額の基本使用料金が変わってきます。タイプの違いは国内通話の無料通話のカウント方法が変わります。

月額1,980円で済ませたい場合は、最も月額料金の安い標準の通話タイプ(30秒につき20円)を選択し、家族間通話以外の通話やSMS送信は行わないようにする必要があります。

先生

家族以外への通話やSMS送信をすると別途通話料が発生するため、その時点で1,980円より高くなります。

au3つの通話タイプ

選べる3つの通話タイプ

通話タイプ内容
(標準の通話タイプ)国内通話30秒につき20円の通話料が発生
※家族割対象者への国内通話は無料
通話定額ライト
月額プラス700円で利用できる通話オプション
1回5分以内の国内通話し放題
※1回5分以上の国内通話は30秒につき20円
※家族割対象者への国内通話は無料
通話定額
月額プラス1,700円で利用できる通話オプション
国内通話24時間いつでも無料

ただし、「通話定額ライト」や「通話定額」の無料通話はあくまで通常の国内通話のみが対象なので、海外への通話0570番号などの有料電話サービスへの通話無料通話の対象外になります。

逆に国内通話の30秒につき20円になる対象でも、2年契約あり&家族間(家族割適用者)の国内通話に関しては24時間いつでも無料になります。

通話タイプ選択の目安

通話タイプ選択目安
(標準の通話タイプ)利用者自身からの通話発信を行わない人に向いている
※月間の通話時間が17分30秒未満の場合に最安になる
※通話時間が17分30秒以上でも通話する相手が同じauで契約の家族だけという方も最安になります
通話定額ライト
月額プラス700円で利用できる通話オプション
通話回数は多いが1回の通話時間が短い(5分以内)人に向いている
※月間の通話時間が17分30秒以上かつ1回の通話あたりの通話時間が5分以内で抑えることができれば最安になる
通話定額
月額プラス1,700円で利用できる通話オプション
1ヵ月あたりの通話時間が長い人、長電話をよくする人に向いている
※1回5分以上の国内通話で5分を超えてしまった長電話の合計時間(通話定額ライトで無料通話の時間を超してしまった時間)が25分以上になる場合には最安になる

2年契約有りの契約が前提

新auピタットプランの「1,980円~」の内訳には、auでの「2年契約」(2年縛り)有りで適用されて料金が使われています。これは「契約更新月」以外に解約もしくは他の携帯会社にMNPで乗り換えると「契約解除料(9,500円)」が発生します。3年目以降も2年契約の縛りが発生し自動更新されていきます。

2年契約の場合の更新月

2年契約に加入しない場合は基本料金にプラス1,500円/月と非常に高額になってしまいます。

月間の使用データ量を1GB未満に抑える

「新auピタットプラン」はその月に使用したデータ量に応じて3段階に料金が変わる変動型の定額料金制です。当然ながら月額1,980円に料金を抑えるためには一番安い料金の段階である1GB未満にデータ使用量を抑える必要があります。

  • 第1段階:月間のデータ使用量が1GBまで ※月額1,980円にするためにはこの段階で抑える必要がある
  • 第2段階:月間のデータ使用量が1GB超~4GB
  • 第3段階:月間のデータ使用量が4GB超~7GB(7GB超は速度制限になり通信速度が遅くなる)

1GBは普通にネットを使ってしまうと簡単に到達してしまうデータ量なので、ネットはWi-Fiなど代わりの通信手段を利用してデータ消費を抑えたり、データ消費の激しい動画や音楽視聴はしないといった努力は必要になります。

参考:1GBの通信量目安

1GBでどの程度まで通信ができるかの目安をまとめると以下のようになります。
※これはあくまで一例なので、目安としてとらえてください。

コンテンツ分量1GBあたり
利用可能な分量
インスタグラム約100回分の投稿を閲覧
(動画のみ)
約15回
(ひと月あたり2日に1回)
YouTube
5分動画

720p(高画質)約20回
360p(中画質)約33回
サイトの閲覧Yahoo!のトップページとニュース5記事約150回
(累計900ページ)
Googleマップ
経路検索約5,000回
ストリートビュー
(渋谷駅からヒカリエまでたどる)
約333回

なお、LINEやツイッターはメッセージ閲覧では通信量がほとんどかからず、画像投稿だと0.5~0.8MB程度になります。

料金の落とし穴

段階性料金で、データ容量に応じた無駄のない料金で、メリットの多そうな「新auピタットプラン」ですが、加入前に知っておいてほしい点がいくつかあります。

先生

条件があり、一部の人は割引が適用されないことがある内容です。

「家族割プラス」で毎月1,000円割引(家族3人以上でauを利用)

家族割プラスは「新auピタットプラン」や「auフラットプラン7プラス」といった2019年6月以降に登場する新プランで利用できる家族割サービスです。
※例外的に新プランでも「ケータイ→auスマホ割(s)」については家族割プラスの割引はありません。6月以前からある「auフラットプラン」や「auピタットプラン」も同様に家族割プラスの割引はありません。(代わりにこれらのプランは1年間割引が適用される「スマホ応援割」は使えます。「新auピタットプラン」ではスマホ応援割は使えません)

機種変更・新規契約・MNPで「新auピタットプラン」などの対象プランに、同一住所に住んでいる家族で加入すると適用されます。家族2人の場合は毎月500円引き/台家族3人以上の場合は毎月1,000円引き/台が申し込み翌月から永年で割引適用されます。
※2019年6月1日~2019年9月30日の期間については、「家族割プラス」に未加入でも1,000円割引される期間限定の割引が行われています。

月額1,980円に抑える場合には、auを同居する家族3人以上で利用した状態「家族割プラス」を適用する必要があります。

「家族割プラス」の毎月の割引金額(1台あたり・税抜)

3人以上で加入永年で毎月1,000円引き
2人以上で加入永年で毎月500円引き
1人で契約
(家族割プラス未加入)
割引なし
先生

2019年5月以前にある「auピタットプラン」や「auフラットプラン20」などでは家族割にあたる割引はありませんでした。
これに対し、今回の新プラン「auピタットプラン」や「auフラットプラン7プラス」では、同居する家族複数人でauを利用することで月額料金の割引を受けることができるようになりました。

「家族割プラス」の対象は同居家族のみである点は注意

ソフトバンクの「みんな家族割+」やドコモの「みんなドコモ割」と同じように家族回線が複数回線あると月額料金の割引を受けられるという点は同じなのですが、auの「家族割プラス」については同居している家族のみが対象で、別居している家族についてはこの割引の恩恵を受けられない点には注意しましょう。

auスマートバリューを適用

新auピタットプランの「1,980円~」には直接影響は受けませんが、データ量を1GB以上使ってしまう場合には、「auスマートバリュー」の割引も適用できると月額の利用料金が抑えられます。

「auスマートバリュー」はスマホのほかに、自宅のブロードバンド回線(auひかりなどのネット+電話)またはauスマートポートとのセットで利用することで申し込みの翌月から割引適用になります。

auスマートバリュー
出展:au
先生

auは「auスマートバリュー」適用後の料金を通常料金のように表示することが多いので、よく確認することが必要ですよ!

「家族割プラス」と異なり、こちらは同居していない家族でも割引対象になります。割引は2ヵ月目以降から永年で割引が適用されますが、au指定のネット回線を同時に利用しない場合は「auスマートバリュー」の割引がなくなるため、プラス月額で500円割高となります。

※ただし、使用したデータ容量が1GB以下の一番安い料金バーになっている場合は、auスマートバリューの割引は行われないので注意しましょう。

auスマートバリュー適用時の月額割引金額

~1GB1GB超~4GB4GB超~7GB
割引対象外500円引き

割引金額は選択する通話プランのタイプやその月に使用したデータ容量で毎月変動します。

先生

新auピタットプランで1GB以下の場合はauスマートバリューの割引されない点は注意しましょう。

これまでに説明した各内容をうまく組み合わせると月額1,980円を実現できるのですが、

結局それぞれのプランや割引を適用するといくらになるの?

と思う方がかなりいらっしゃると思いますので、各プランごとに料金や割引がどのように変わっていくのかを解説していきます。

毎月の料金と割引の推移

新auピタットプランを利用した時の毎月の利用料金と各キャンペーンの割引の推移の内訳を表にしてみました。
※機種を購入した場合の機種代、ユニバーサルサービス料は含まれていません。

契約した初月

auを契約した最初の月は、「家族割プラス」と「auスマートバリュー」の割引がまだ適用されません
(2カ月目から適用されるため)

以下の料金を日割計算した金額とは別に契約事務手数料3,000円(税抜)が加算されます。
※2年契約ありの場合の表なので、2年契約なしの場合は割引額を変えて計算してください。

また、2019年9月30日利用分までについては、新プラン開始に伴い、「家族割プラス スタートキャンペーン」として家族割対象外の利用者も含め月額料金が1,000円割引の特典が利用できます。(初月は日割計算されてしまいますが・・・)

通話タイプは標準(国内通話30秒につき20円)選択の場合 ※税抜・1回線あたり

 ~1GB~4GB~7GB
基本料金
(割引なし)
4,480円5,980円7,480円
2年契約-1,500円
家族割プラス スタートキャンペーン
※2019年9月30日利用分まで
-1,000円
合計
<2019年9月30日利用分まで>
1,980円の日割計算
+
事務手数料
3,480円の日割計算
+
事務手数料
4,980円の日割計算
+
事務手数料
合計
<2019年10月1日以降>
2,980円の日割計算
+
事務手数料
4,480円の日割計算
+
事務手数料
5,980円の日割計算
+
事務手数料

2019年9月30日利用分までは1GB未満のデータ使用で
1,980円(税込2,138円)~の日割計算+契約事務手数料

通話タイプ「通話定額ライト」(1回5分以内の国内通話無料)選択の場合 ※税抜・1回線あたり

 ~1GB~4GB~7GB
基本料金
(割引なし)
4,480円5,980円7,480円
通話定額ライト700円
通話定額ライトスタートキャンペーン
(1年間)
-200円
2年契約-1,500円
家族割プラス スタートキャンペーン
※2019年9月30日利用分まで
-1,000円
合計
<2019年9月30日利用分まで>
2,480円の日割計算
+
事務手数料
3,980円の日割計算
+
事務手数料
5,480円の日割計算
+
事務手数料
合計
<2019年10月1日以降>
3,480円の日割計算
+
事務手数料
4,980円の日割計算
+
事務手数料
6,480円の日割計算
+
事務手数料

2019年9月30日利用分までは1GB未満のデータ使用で
2,480円(税込2,678円)~の日割計算+契約事務手数料
※通話定額ライトを選択している場合は、最初の1年間のみ「通話定額ライトスタートキャンペーン」で200円割引(の日割計算)されます。

通話タイプ「通話定額」(国内通話24時間いつでもかけ放題)選択の場合 ※税抜・1回線あたり

 ~1GB~4GB~7GB
基本料金
(割引なし)
4,480円5,980円7,480円
通話定額1,700円
2年契約-1,500円
家族割プラス スタートキャンペーン
※2019年9月30日利用分まで
-1,000円
合計
<2019年9月30日利用分まで>
3,680円の日割計算
+
事務手数料
5,180円の日割計算
+
事務手数料
6,680円の日割計算
+
事務手数料
合計
<2019年10月1日以降>
4,680円の日割計算
+
事務手数料
6,180円の日割計算
+
事務手数料
7,680円の日割計算
+
事務手数料

2019年9月30日利用分までは1GB未満のデータ使用で
3,680円(税込3,974円)~の日割計算+契約事務手数料

2カ月目以降

契約の2カ月目から「家族割プラス」「auスマートバリュー」の割引が始まります
※auスマートバリューや2年契約(自動更新なし)や2年契約なしの場合はその分の割引額が変更(もしくは無くなり)になります。
※2019年9月30日利用分までは「家族割プラス」の未加入者や対象者が2人の場合でも「家族割プラス スタートキャンペーン」で「家族割プラス」の割引1,000円の恩恵を受けることができます。10月以降の利用分はスタートキャンペーン適用がなくなります。

通話タイプは標準(国内通話30秒につき20円)選択の場合 ※税抜・1回線あたり

 ~1GB~4GB~7GB
基本料金
(割引なし)
4,480円5,980円7,480円
2年契約-1,500円
家族割プラス
※2019年6月1日~2019年9月30日ご利用分は未加入でも-1,000円/月です
1人の場合:割引無し
家族割対象2人の場合:-500円
家族割対象3人以上の場合:-1,000円
合計
(auスマートバリューなし)
※人数は家族割プラスの対象人数
 1人:2,980円
2人:2,480円
3人以上:1,980円
1人:4,480円
2人:3,980円
3人以上:3,480円
1人:5,980円
2人:5,480円
3人以上:4,980円
auスマートバリュー 割引なし-500円
合計
(auスマートバリューあり)
※人数は家族割プラスの対象人数
1人:2,980円
2人:2,480円
3人以上:1,980円
1人:3,980円
2人:3,480円
3人以上:2,980円
1人:5,480円
2人:4,980円
3人以上:4,480円

家族3人以上で全割引を適用した場合は1,980円(税込2,138円)

通話タイプ「通話定額ライト」(1回5分以内の国内通話無料)選択の場合 ※税抜・1回線あたり

 ~1GB~4GB~7GB
基本料金
(割引なし)
4,480円5,980円7,480円
通話定額ライト700円
通話定額ライトスタートキャンペーン
(1年間)
-200円
※13ヶ月目以降は割引がなくなります
2年契約-1,500円
家族割プラス
※2019年6月1日~2019年9月30日ご利用分は未加入でも-1,000円/月です
1人の場合:割引無し
家族割対象2人の場合:-500円
家族割対象3人以上の場合:-1,000円
合計
<2~12ヶ月目>
(auスマートバリューなし)
※人数は家族割プラスの対象人数
 1人:3,480円
2人:2,980円
3人以上:2,480円
1人:4,980円
2人:4,480円
3人以上:3,980円
1人:6,480円
2人:5,980円
3人以上:5,480円
合計
<13ヶ月目以降>
(auスマートバリューなし)
※人数は家族割プラスの対象人数
1人:3,680円
2人:3,180円
3人以上:2,680円
1人:5,180円
2人:4,680円
3人以上:4,180円
1人:6,680円
2人:6,180円
3人以上:5,680円
auスマートバリュー 割引なし-500円
合計
<2~12ヶ月目>
(auスマートバリューあり)
※人数は家族割プラスの対象人数
1人:3,480円
2人:2,980円
3人以上:2,480円
1人:4,480円
2人:3,980円
3人以上:3,480円
1人:5,980円
2人:5,480円
3人以上:4,980円
合計
<13ヶ月目以降>
(auスマートバリューあり)
※人数は家族割プラスの対象人数
1人:3,680円
2人:3,180円
3人以上:2,680円
1人:4,680円
2人:4,180円
3人以上:3,680円
1人:6,180円
2人:5,680円
3人以上:5,180円

家族3人以上で全割引を適用した場合、最初の1年間は2,480円(税込2,678円)
※通話定額ライトを選択している場合は、最初の1年間のみ「通話定額ライトスタートキャンペーン」で200円割引されます。

通話タイプ「通話定額」(国内通話24時間いつでもかけ放題)選択の場合 ※税抜・1回線あたり

 ~1GB~4GB~7GB
基本料金
(割引なし)
4,480円5,980円7,480円
通話定額ライト1,700円
2年契約-1,500円
家族割プラス
※2019年6月1日~2019年9月30日ご利用分は未加入でも-1,000円/月です
1人の場合:割引無し
家族割対象2人の場合:-500円
家族割対象3人以上の場合:-1,000円
合計
(auスマートバリューなし)
※人数は家族割プラスの対象人数
 1人:4,680円
2人:4,180円
3人以上:3,680円
1人:6,180円
2人:5,680円
3人以上:5,180円
1人:7,680円
2人:7,180円
3人以上:6,680円
auスマートバリュー 割引なし-500円
合計
(auスマートバリューあり)
※人数は家族割プラスの対象人数
1人:4,680円
2人:4,180円
3人以上:3,680円
1人:5,680円
2人:5,180円
3人以上:4,680円
1人:7,180円
2人:6,680円
3人以上:6,180円

家族3人以上で全割引を適用した場合は3,680円(税込3,974円)

先生

今回の新プランの「新auピタットプラン」は従来のプランとは少し傾向が異なり、最初の●ヶ月間~1年間割引といった期間限定の割引の種類は比較的少ないので、料金構造は比較的分かりやすいプランではあります。

ほかのプランとの違い・比較

新auピタットプラン内容や料金シミュレーションを解説していきましたが、次に気になるのはほかのプランとの比較だと思います。そこでauやドコモのほかのプランとの比較・違いについて解説していきます。

ドコモ「ギガライト」との違い・比較

ギガライト

最初に今回のauが対抗して作った「新auピタットプラン」の元になったドコモの新プラン「ギガライト」と「新auピタットプラン」と比較し、違いについて解説していきます。

共通すること

以下の点については、ドコモの「ギガライト」も「新auピタットプラン」も共通しています。

  • 実現可能な最低金額は月額1,980円
  • 月間で使用可能なデータ量は最大7GBまで(速度制限時の通信速度も最大128kbpsで共通)
  • 家族割の対象人数と割引金額が同じ
  • 3種類の通話タイプの扱い・料金が同じ
  • 2年契約の扱い・割引金額が同じ

家族割の名称と対象人数と割引金額

ギガライト
(ドコモ)
新auピタットプラン
(au)
割引金額
みんなドコモ割家族割プラス1人の場合:割引無し
2人の場合:500円引き
3人以上の場合:1,000円引き

3つの通話タイプの名称とオプション料金

ギガライト
(ドコモ)
新auピタットプラン
(au)
オプション料金・適用対象
(標準)(標準)

国内通話30秒につき20円
※ただし家族内通話は無料

5分通話無料オプション通話定額ライト+700円

1回5分以内の国内通話が無料
※ただし家族内通話は無料
かけ放題オプション通話定額+1,700円

国内通話が24時間いつでも無料

違うこと

以下の点については、ドコモの「ギガライト」と「新auピタットプラン」では異なっています。

  • ギガライトの料金が変わる段階は3段階ではなく4段階の定額制
  • 家の回線とのセット割(ドコモ光セット割)の割引金額が一部1,000円引きになっている
  • 家族割(みんなドコモ割)の適用対象の方が広い(同居して無くてもOK)
  • 長期利用者特典(ずっとドコモ特典)が付いている(1年に1回dポイントが500~3,000ptもらえる)
  • 通話定額ライトの1年間の200円割引に当たる割引サービスはドコモにはない
ギガライトと新auピタットプランの段階別料金の違い

※2年契約ありの1,500円割引適用時の料金です。(通話オプションや家の回線とのセット割や家族割は含めていない基本料金のみ)

使用したデータ量ギガライト
(ドコモ)
新auピタットプラン
(au)
~1GB2,980円2,980円
~2GB3,980円4,480円
~3GB3,980円4,480円
~4GB4,980円4,480円
~5GB4,980円5,980円
~6GB5,980円5,980円
~7GB5,980円5,980円
先生

新auピタットプランの方が安くなるのは使用したデータ量が3GB超~4GBの場合のみのため、ドコモのギガライトの方が安くできる範囲は広いです。

ドコモ光セット割とauスマートバリューの割引額の違い
使用したデータ量ギガライト
+

ドコモ光セット割
(ドコモ)
新auピタットプラン
+

auスマートバリュー
(au)
~1GB割引なし割引なし
~2GB500円割引500円割引
~3GB500円割引500円割引
~4GB1,000円割引500円割引
~5GB1,000円割引500円割引
~6GB1,000円割引500円割引
~7GB1,000円割引500円割引
先生

3GB以上データを使った場合には、ドコモの方が割り引き金額が大きくなります。

旧「auピタットプラン」との違い・比較

auピタットプラン

2019年6月30日で新規申し込み受付が終了した旧「auピタットプラン」 と「新auピタットプラン」と比較し、違いについて解説していきます。

共通すること

「auピタットプラン」と「新auピタットプラン」は名前は似ていますが、ほとんど共通する点はなく、端末購入サポートは「アップグレードプログラムEX/EX(a)」を使うくらいで、違っている点の方が多々あります。

違うこと

以下の点について、旧「auピタットプラン」と「新auピタットプラン」では異なっています。

  • 旧プランは5段階の定額制でデータ容量は最大20GBまで使えていた
  • auスマートバリューの割引金額が旧プランの方が多い
  • 旧プランは1年間1,000円割引になるスマホ応援割があった
  • 旧プランは家族割による割引は無かった(家族間の無料通話のみ)
  • 通話定額ライトの1年間の200円割引に当たる割引が旧プランには無い
旧auピタットプランと新auピタットプランの段階別料金の違い

※2年契約ありの1,500円割引適用時の料金です。(通話オプションやauスマートバリューや家族割などを含めていない基本料金のみ)

使用したデータ量旧auピタットプラン新auピタットプラン
~1GB2,980円2,980円
~2GB3,980円4,480円
~3GB4,980円4,480円
~4GB5,980円4,480円
~5GB5,980円5,980円
~6GB6,980円5,980円
~7GB6,980円5,980円
~20GB6,980円
先生

基本料金単体で見た場合には新auピタットプランの方が安くなる範囲は広くなっています。

割引方法の志向が違う

旧「auピタットプラン」と「新auピタットプラン」で割引の適用条件や割引したい対象の方向性がかなり変わっています。(ドコモの新プラン「ギガライト」に合わせた割引に変わっています)

割引名・特典内容旧auピタットプラン新auピタットプラン
スマホ応援割
※1年間1,000円割引
割引対象
※ただし、通話タイプを30秒20円の「シンプル」選択の場合は割引対象外
対象外
auスマートバリュー
※家のネットをau指定の環境にするセット割
1GB未満:500円割引
※ただし、通話タイプを30秒20円の「シンプル」選択の場合は割引対象外

1GB超~2GB:500円割引
2GB超~:1,000円割引

1GB未満:割引対象外
1GB超~:500円割引
家族割プラス
※同居する家族複数回線で契約すると受けられる割引
対象外2回線:500円引き/回線
3回線以上:1,000円引き/回線
先生

個人単位での契約の特典が薄くなり、家族複数台で契約すると特典が厚くなる方向性になっている傾向があります。

旧auピタットプランの料金と割引額の一例(2~13カ月目)

旧auピタットプランで一番割引特典が付いている2~13ヶ月目の料金シミュレーションを一例としてご紹介します。

通話プラン「シンプル」(国内通話は30秒につき20円)選択の場合 ※税抜

使用量月額料金
(割引なし)
スマホ
応援割
2年契約au
スマート
バリュー
全割引
適用時
~1GB4,480円割引対象外-1,500円割引対象外2,980円
~2GB5,480円-500円3,480円
~3GB6,480円-1,000円3,980円
~5GB7,480円4,980円
~20GB8,480円5,980円

【参考】
「新auピタットプラン」の全割引適用時
・1人の場合:2,980円(~1GB)/ 3,980円(~4GB)/ 5,480円(~7GB)
・2人の場合:2,480円(~1GB)/ 3,480円(~4GB)/ 4,980円(~7GB)
・3人以上の場合:1,980円(~1GB)/ 2,980円(~4GB)/ 4,480円(~7GB)

通話プラン「スーパーカケホ」(1回5分以内の国内通話無料)選択の場合 ※税抜

使用量月額料金
(割引なし)
スマホ
応援割
2年契約au
スマート
バリュー
全割引
適用時
~1GB4,980円-1,000円
※1年間
-1,500円-500円1,980円
~2GB5,980円2,980円
~3GB6,980円-1,000円3,480円
~5GB7,980円4,480円
~20GB8,980円5,480円

【参考】
「新auピタットプラン」の全割引適用時
・1人の場合:3,480円(~1GB)/ 4,480円(~4GB)/ 5,980円(~7GB)
・2人の場合:2,980円(~1GB)/ 3,980円(~4GB)/ 5,480円(~7GB)
・3人以上の場合:2,480円(~1GB)/ 3,480円(~4GB)/ 4,980円(~7GB)

※13ヶ月目以降は「通話定額ライトスタートキャンペーン」が終了するため200円高くなります。

通話プラン「カケホ」(国内通話24時間無料)選択の場合 ※税抜

使用量月額料金
(割引なし)
スマホ
応援割
2年契約au
スマート
バリュー
全割引
適用時
~1GB5,980円-1,000円
※1年間
-1,500円-500円2,980円
~2GB6,980円3,980円
~3GB7,980円-1,000円4,480円
~5GB8,980円5,480円
~20GB9,980円6,480円

【参考】
「新auピタットプラン」の全割引適用時
・1人の場合:4,680円(~1GB)/ 5,680円(~4GB)/ 7,180円(~7GB)
・2人の場合:4,180円(~1GB)/ 5,180円(~4GB)/ 6,680円(~7GB)
・3人以上の場合:3,680円(~1GB)/ 4,680円(~4GB)/ 6,180円(~7GB)

旧auピタットプランの料金シミュレーションを詳しく見たい人はこちらの記事をご覧ください。

さらに昔のプランとの料金比較

新auピタットプランをさらに昔のauのデータ定額プランで月々の料金の比較をしてみました。
データ容量は3GB、1回の国内通話が5分以内無料になるスーパーカケホの場合の比較表です。

昔のプラン(例:スーパーカケホ+データ定額3+LTE NET)との比較

 新auピタットプラン昔のプラン
基本料金
(割引なし)
5,980円
※3GB使用の場合
3,200円
※スーパーカケホ
ウェブ使用料300円
※LTE NET
データ通信料4,200円
※データ定額3
通話定額ライト700円
家族割プラス1人:割引無し
2人:-500円
3人以上:-1,000円
適用不可
2年契約-1,500円
auスマートバリュー-500円
※3GB使用の場合
-934円
合計
(13ヵ月目以降)
1人:4,680円
2人:4,180円
3人以上:3,680円
5,266円
スマホの機種代金を含まない場合の利用料金は「新auピタットプラン」の方が得

昔のプランの場合は割引適用後が5,266円、一方新auピタットプランだと3,680円~4,680円と新auピタットプランのほうが安くなり、機種代金を含まない利用料金についてはauピタットプランの方がお得になる計算です(従来プランはデータ利用量に応じた変動型料金ではなく、データ使用量に関わらずの定額制料金です)

ただ、「機種代金を含めなければ」というのがポイントです!

端末を購入した場合は、当然ですが端末代金分がプラスされることになります。

先生

実は、端末を購入した場合は話が違ってくるのです。

デメリット

「新auピタットプラン」のデメリットは一言でいうと端末代が非常に高額になります

「毎月割」「アップグレードプログラムEX/EX(a)」の新規受付終了

「毎月割」「アップグレードプログラムEX/EX(a)」の新規受付は2019年9月30日をもって終了してしまいました。2019年10月から利用できる代替プログラムは「アップグレードプログラムDX」です。

「毎月割」が適用できない

スマホ端末をauで購入する場合は別途端末代が必要となります。そして少しやっかいなのは「新auピタットプラン」に加入すると「毎月割」が適用できないという点です。

昔のプランであれば購入した端末に応じて、毎月割引がある「毎月割」を活用することで、安い端末であれば実質負担金がかぎりなくゼロに近づく非常にありがたい割引ですが、「新auピタットプラン」に加入した場合はこの「毎月割」が適用できず、割引を受けることができません。そのため端末を購入した場合の負担額は大幅に高くなるのです。

ただし、「新auピタットプラン」でも端末代を安くする他の手段は一応あります。

アップグレードプログラムEX/アップグレードプログラムEX(a)

「新auピタットプラン」などの新プランは毎月割が適用不可のため機種を購入する場合はかなりの負担になりそうですが、その救済措置?として端末代金が実質半額となる特典「アップグレードプログラムEX」、「アップグレードプログラムEX(a)」という割引(?)サービスを利用することができます。

EXとEX(a)の違いは機種代金の分割払いの回数が24回か48回かの支払回数の違いで選択できるプログラムが変わります。

  • 48回払いならアップグレードプログラムEX
  • 24回払いならアップグレードプログラムEX(a)

これは「新auピタットプラン」などのプランへの加入の方が、端末購入時にアップグレードプログラムEXであれば48回の分割払い契約アップグレードプログラムEX(a)であれば24回の分割払い契約を交わすことで適用されます。

支払期間の半分の期間を過ぎた段階(EXなら25ヶ月目以降、EX(a)なら13ヶ月目以降)で機種変更した場合でも残りの支払い分は最大24ヶ月(または最大12ヶ月)間免除されるというもの。

たとえば48回の分割で25ヶ月目に機種変更すれば残りの24ヶ月分の支払いが全て免除され、実質半額で利用することができます。

ただし、アップグレードプログラムEXは特典の適用には月々390円×24回のプログラム料が必要です。(EX(a)はプログラム料はかかりません。)

 プログラム料
アップグレードプログラムEX
※48回分割払いで利用可能
月々390円 × 24回
アップグレードプログラムEX(a)
※一部のiPhoneで24回分割払いで利用可能
0円
「アップグレードプログラムEX」利用の流れ

これらのプログラムで注意すべき点があります。

これらのプログラムは次回の機種を購入することで現在の機種の残りの代金が免除されるため、支払期間の半分を経過していて引き続き同じ端末を使用する場合には、その機種代金は支払続ける必要があります。EXなら48回、EX(a)なら24回分、同じ端末を使用し続けた場合には、割引されることなく、端末代金の全額を負担することになってしまいます。(EXの場合にはプログラム料の負担もあります。)

つまり、アップグレードプログラムEXであれば25カ月目に、アップグレードプログラムEX(a)であれば13カ月目に新しい機種に機種変更し続けないと割引効果が落ちてくる(場合によっては無くなる)ということになります。

また、アップグレードプログラムEXを利用した場合48回払い(4年間)という長期の支払いになっています。支払期間を通常の倍にすることで月あたりの端末代金の負担を減らす目的もありますが、このことにより2年後の更新月になっても端末代の支払いが完済していない状態になります。

2年後の更新月に他社へ乗り換え(MNP)した場合は、違約金はかかりませんが端末代の残金を引き続き支払い続けなければなりませんし、転出先で端末を購入した場合は、その支払いも併せて必要になります。

そうなるとやはりauで機種変更を続けたほうが良いし、しかもなるだけ満額に近い割引が適用されるよう25ヶ月目前後にしようと多くの方が考えるわけです。

機種変更して、アップグレードプログラムEXを利用すると、そこでまた48回払い(4年間)の支払いが発生。つまりはauで機種変更のループに陥るわけです。

ずっとauで機種変更し続けえる!」という方は大丈夫だと思いますが、いずれMNPをしようと思っている方は、慎重に検討したほうが良いように思います。(ドコモやソフトバンクなどの主要キャリアであれば、下取りプログラムを活用して、端末を下取りに出すことで割引を受ける手段はありますが・・・)

機種変更し続けるならメリットがある

高額な新しい機種でも、安い古い機種でも最大半額免除となるので、割引金額を最大限増やしたい場合は、最新の高額機種に2年(もしくは1年)おきに機種変更する方には割引の恩恵にあずかれるプログラムではあります。

アップグレードプログラムEX/EX(a)の適用条件

アップグレードプログラムEX/EX(a)を適用するには、申し込み時に対象の機種を購入すること(途中からプログラムに入ることはできません)。そして機種変更する場合は契約してから12ヶ月(※EX(a)の場合は6カ月)以上使用していることが必要。

au公式:「アップグレードプログラムEX/EX(a)」対象機種一覧

アップグレードプログラムEXの場合は13ヵ月目~24ヵ月目までに特典を利用して機種変更する場合は、25ヶ月目までのまだ支払っていないプログラム料を前倒しで支払う必要があります。

さらに機種変更を行った場合、使用した端末は返却しなければいけません(返却しなかった場合は特典が適用されません)。つまり次回の機種変更のときに「下取りプログラム」は使えない点にも注意が必要です。

端末が故障してしまっていると・・・

回収する端末が破損してしまっていた場合には、最大で20,000円別途追加費用が必要になる点には注意しましょう。

端末代金の価格例

高額な最新機種のiPhone XS比較的安価なiPhone7の2機種で「アップグレードプログラムEX」「アップグレードプログラムEX(a)」「毎月割」を適用させた場合の実質的な端末代を試算してみました。

各種割引適用後の実質的な端末代(税抜)

 iPhone XS
(256GB)
iPhone7
(32GB)
定価¥136,000¥60,000
アップグレードプログラムEX
※プログラム代も加算してます
¥77,360~¥39,360~
アップグレードプログラムEX(a)¥68,000~¥30,000~
毎月割
(機種変更)
¥74,778~¥15,000~
毎月割
(新規契約・MNP)
¥66,889~¥10,000~

※「アップグレードプログラムEX」は25カ月目に機種変更した場合
※「アップグレードプログラムEX(a)」は13カ月目に機種変更した場合
※「毎月割」は24回の割賦代金支払中での解約や機種変更は行わない場合

価格の安い端末の場合は「毎月割」の方が圧倒的に安くなります。

価格の高い最新機種の場合は毎月割と各アップグレードプログラムの金額が均衡しているようにも見えますが、「毎月割」は回収する必要がないため、「下取りプログラム」を利用することができる分「毎月割」の方が得になります。
(アップグレードプログラムの場合は回収されてしまい、「下取りプログラム」は利用できません)

メリット

「新auピタットプラン」を使う人は以下の条件に当てはまる方にメリットがあり、向いているプランです。

  • 毎月利用するデータ容量が少ない人(毎月4GB以下
  • 家族でauを契約し、複数回線で家族割適用できる人(3人以上が理想)
  • 機種を購入しないで同じ機種を使い続ける、または1年(または2年)に1回最新の機種に機種変更する
先生

ただ、冷静に考えてみると、使うデータ容量が少なく、機種を購入しないのが向いているのであれば、通信速度が最速でないといけないといったこだわりがないかぎりは、ワイモバイルやUQモバイル、MVNOの携帯会社も十分検討範囲になっているのでは、とも思えます・・・

毎月のデータ量が4GB超~7GBの人の最適プランは

メリットで使うデータ量は4GB以下と書きましたが、「新auピタットプランは7GBまででは?」と思った人。実は、毎月4GB超~7GBを利用する人は「新auピタットプラン」は最適のプランではありません

同じ2019年6月1日に始まった「auフラットプラン7プラス」という新プランがあります。このプランの基本料金の方が毎月使うデータ量が4ギガを超すようであれば月額料金が安くなり、ドコモのギガライトとも勝負できる月額料金のプランです。(次回のau関連の記事で解説する予定です)

「auフラットプラン7プラス」は7GBまでの完全定額プランのため、毎月使うデータ量が4ギガ以下で収まる月が多いようであれば、逆に割高になります。

併用できるキャンペーン

初スマホ割

auの「初スマホ割」は、「新auピタットプラン」などのプランに加入し、主にガラケーからスマホへ乗り換える方を対象とした割引キャンペーンです。(25歳以下の新規契約・MNPでの乗り換えも対象になっています。)

指定の機種を購入した場合に、その機種に応じて最大37,800円の割引が受けられます。

au利用者がプラン変更した場合に割引特典は継続できるか?

auのほかのプランを利用している人が機種変更とともに「新auピタットプラン」にプラン変更した場合、以前利用していたプランのキャンペーンなどの割引特典は継続するか、終了するのか気になる方もいるのではないでしょうか?

継続するものと終了するものの両方があるので、それぞれ該当するキャンペーン・割引をまとめてみました。

割引特典が継続できるもの

以下のキャンペーン・割引は「新auピタットプラン」に変更しても特典継続することができます。

  • auスマートバリュー
  • 電話きほんパック無料特典
  • 家族割プラス
  • 家族割プラス スタートキャンペーン
  • 通話定額ライト スタートキャンペーン
  • ケータイ→auスマホ割
  • カケホ割60 ※通話定額オプション加入の人のみ
先生

前半で紹介した「新auピタットプラン」で適用できる割引のほかにケータイからスマホに変更する人が利用できる「ケータイ→auスマホ割」とシニア向けの割引の「カケホ割60」は割引特典が継承できる対象になっています。

割引特典が終了してしまうもの

以下のキャンペーン・割引は「新auピタットプラン」に変更してしまうと特典が終了してしまいます。

  • auスマートバリューmine
  • スマホ応援割
  • 毎月割
  • 学割
  • 年末年始限定!スマバリ増額キャンペーン
  • スマバリバリキャンペーン
  • 2016夏 のりかえ割
  • スマホはじめる割/auスマホはじめるプログラム
  • auにかえる割
  • auにかえる割Plus
  • U22 auにかえる割
  • 家族でスマホおトク割
  • AQUOS Kスタート割
先生

従来のプランで適用されているキャンペーンや割引の多くの特典は「新auピタットプラン」にプラン変更してしまうと終了します。

そのほかの注意点

新auピタットプランについて、ご紹介した以上の内容のもの以外については、以下の点に注意しましょう。

  • データくりこしデータギフトなどは利用不可
  • テザリングオプションオプション費用なしで利用可能ですが、この機能を使うと必然的にデータ消費が多くなるのでこのプランでの利用には適していません
  • ぷりペイド専用電話による「新auピタットプラン」への加入は不可

さらに、もうひとつ重要な注意点として以下のことがあります。

  • プラン変更気軽にできない

auの公式ページ内に以下の注意書きがあります。

2017年7月14日以降に機種購入した方は、それ以降、機種購入を伴わない「新auピタットプラン/auピタットプラン/auピタットプラン(s)/auフラットプラン/auデータMAXプラン」とその他料金プラン間の変更はできません。

au公式:新auピタットプラン

つまり、端末の購入と同時に「新auピタットプラン」を含むピタット(フラット)プランに加入したら、機種の購入がないと他のプランに変更することができなくなり、プラン変更がしづらいため、最初の料金プラン選択はとても重要になります。

まとめ

「新auピタットプラン」は、他社も含む他のプランと比べて「格段にに安い!」というわけではありません。「1,980円~」というのはさまざまな条件をクリアした場合のみ可能な内容です。

自分の使用したデータ量に応じて月ごとに最適な料金が「ピタッ」と決まるため、無駄な料金を払わずに済むという点もありますが、毎月使うデータ量が少なく、家族複数人で契約できるとお得に利用できるプランになります。

機種購入を伴わない形で、毎月利用するデータ容量が4GB以下に抑えられる一部のユーザーにとっては確実に月額料金が抑えられるプランだと思いますので、ご自身の利用状況と照らし合わせてじっくり検討してみてください。

いかがでしたでしょうか?
また、次回をお楽しみに!

auを利用したくなった人はこちら

おすすめの関連記事
MNPの手順と得する携帯ショップの選び方auのスマホ・ケータイ料金の仕組み解説

この記事を書いた人

Ken
Kenスマホの先生2代目運営者
Linklet株式会社が運営しているスマホの先生の二代目管理者。
MNPで何回か携帯会社を変更した経験を持ち(現在はワイモバイル利用者)、各携帯会社の料金プランや携帯・スマホ料金を少しでも抑えつつも快適なデータ通信ができるようにするための情報収集や情報発信をしています。
※旧管理者の記事のリライトなども手掛けています
Kenが利用している通信環境はこちら