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「電力自由化という言葉を聞いたことがあるけど、どのような仕組みなのだろう。」「なぜ電力自由化で電気料金が安くなるの?」
このような疑問を持つ方もいるでしょう。電力自由化の目的やメリット・デメリットについて知れば、電力会社を選ぶ際に参考になります。
そこで今回は、電力自由化について、どのような仕組みであるのか詳しく解説します。目的やメリット・デメリットについてもわかりやすく解説しています。
Contents
電力自由化とは?仕組みをわかりやすく解説
日本では2016年4月より、一般家庭向けの電力小売自由化が開始されました。それにより、誰でも電力会社や料金プランを自由に選べるようになったのです。
電力自由化に大きな転機となったのは、2011年3月の東日本大震災だと言われています。
原子力発電所の事故、計画停電の実施、電気料金の値上げなどにより、エネルギー政策への関心が一気に高まり、大規模な規制改革へつながりました。
電力自由化とは?
電力自由化が始まる前は、居住している地域のエリアで供給されている電力会社からしか電気は購入できませんでした。
電力自由化後は、エリア外の電気事業者以外からも電気を購入できるようになりました。九州に住んでいる方が、東京電力から電気を購入するというようなこともできるようになったのです。
新電力とは?
異業種から新たに電気事業へ参入した企業は「新電力」と呼ばれています。
新電力会社は年々増加しており、2021年10月3日時点で登録小売電気事業者に登録をしている「新電力会社」は、全国に730社※です。
それぞれの会社が本業とのセット割やお得なプランを展開して顧客獲得を目指しています。
電力自由化の仕組み
私たちが普段使っている電気は「発電所」で作られています。その後、「送電線」を通って「変電所」へと送られた後、「配電線」を通って各家庭へと供給される仕組みです。
この仕組みは、電力自由化後も基本的には変わらず同じ送電線・配電線が使われています。

電力自由化で電気の質は変わる?
電力自由化は、電力の小売りに関わる会社が変わるという制度です。そのため、電気を送るための設備や電気の質は一切変わりません。
災害などによる大規模な停電においても、従来の電力会社が対応にあたることになります。
電力自由化の目的は大きく3つある!
- 電力を安定して供給させること
- 電気料金を安くすること
- さまざまな企業に参入してもらうこと
①電力を安定して供給させること
電気はこれまで、居住地域ごとに行われてきました。
電力が安定して供給できるようになれば、災害時に停電が起こりにくくなるなどのメリットがあります。
②電気料金を安くする
電気の小売が自由化したことで、電気事業に新規参入する会社が増加しました。
セット割や時間帯で料金が安くなるプランなど、消費者のニーズに応じたサービスも多く提供されています。
③さまざまな企業を参入させること
電力自由化によって、どの電力会社から、どのような電気を買うのかを自由に選べるようになりました。
環境問題に貢献するため、再生可能エネルギーで発電した電気を購入するなどもできます。

電力自由化のメリットは電気代が安くなること!その仕組みとは?
電力自由化のメリットとして、第一に電気代が安くなることが挙げられます。なぜ安くできるのでしょうか。新電力が安くなる仕組みを解説します。
プランが選べるから
新電力は顧客獲得のため、電気代を下げても利益が確保できそうな層をターゲットに絞って電気を販売しています。
自由化以前には、消費者は特定の電力会社と契約せざるを得ず、定められた料金をほとんど言われるがままに支払うしかない状況でした。
自分で契約先を選べるようになったことで、電気代を下げることができるようになったのです。

さまざまな企業が参入しているから
新電力には、ガス会社や石油会社などのエネルギー産業のほか、携帯電話会社やクレジットカード会社、IT企業など異業種の企業も数多く参入しています。
さらに、自由化によって企業は消費者から自社を選んでもらうため、企業努力が必要になりました。
価格競争も起こり、「昼間の電気代が安いプラン」や「大家族向けのプラン」など、独自の料金プランが誕生しています。
大規模な設備の維持費がかからないから
大手電力会社は大規模設備を使用して発電・送配電を行っているため、そのコスト分が電気代に含まれています。
設備にかかる費用負担がないため、新電力は電気代を安く提供できるのです。
ターゲット層を絞って電力を供給することによって、小規模な設備で運営できるようになっています。管理する範囲が狭いので、人件費も安く済みます。
乗り換えにおすすめ新電力会社6選
CDエナジーダイレクト
- 東京電力の一般プランより必ず安くなる!
- 中部電力と大阪ガスのバックアップで安心・安定
- 電気ガスセットで年間2,900円お得※公式サイトより
- ポイント還元率1.0%で貯まる
- 乗り換えに伴う工事は不要
- 使用量・家族構成・ライフスタイルに適したプラン!
CDエナジーダイレクトの標準プランは、東京電力の基本的なプランより安くなるのが特徴です。電力量料金も、使用量が少ない1段階目料金から安くなっています。
Web限定プランである「シングルでんき」にガスとセットで乗り換えると年間2,900円分節約できます。さらに今なら1,900円分のポイント還元されるのでおすすめです。
Amazonプライムの特典付きプランなども揃っており、料金の1%は「カテエネポイント」という東京ガス独自のポイントとして還元されます。

基本料金(税込) | 802.98円(30A) ※ベーシックでんきB |
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電力量料金(税込) |
※ベーシックでんきB |
東京電力と比較 ※従量電灯B•30A 200kWhで契約した場合 | 東京電力:73,848円 |
CDエナジーダイレクト:70,763円 年間3,084円もお得! | |
対応エリア |
|
運営会社 | 株式会社CDエナジーダイレクト |
参照:CDエナジーダイレクト
ONEでんき
- 電気代基本料金なんと0円!※1
- 初期費用・解約金・基本料金もゼロ!
- 工事立ち会いも不要!
- 最短5分で手続き完了
- 使用量が多いほどお得になる
ONEでんきはシンプルな料金体系で基本料金が0円の新電力会社です。毎月の支払いは、ご家庭で使った電気代のみとなっています。
一般的な電気代の基本料金は50Aで約1,430円で、これが電気の使用量に関係なく毎月かかる料金です。ONEでんきなら、基本料金0円でオトクに使うことができておすすめです。
基本料金(税込) | 0円 |
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電力量料金(税込) |
※東京電力エリア/従量電灯B |
東京電力と比較(年間) ※従量電灯B• 30A・200kWhで契約した場合 | 東京電力:73,848円 |
ONEでんき:63,360円 10,488円もお得! | |
対応エリア |
|
運営会社 | 株式会社グランデータ |
※1関西、中国、四国エリアは最低料金が0円となります。
参照:ONEでんき
ドコモでんき
- 電気代の3%がdポイントに還元
- 1年間で約3,600ポイント貯まる※1
- dポイント会員なら還元率10%
- 初期費用・切り替え費用0円
- 面倒な解約手続きや立ち会い工事なし
- 携帯料金と電気代をまとめて支払いOK
- CO2排出量が実質ゼロ
ドコモ電気は、携帯電話会社で有名なドコモが運営する新電力会社です。
ドコモでんきベーシックは電気代の3%をdポイントに還元してくれます。1年間で約3,600ポイント※1も貯めることができ、ドコモユーザーには嬉しいプラン内容になっています。
※1月の電気料金が10,000円の場合
基本料金(税込) | 858.00円(30A) ※ 東京電力エナジーパートナーエリア・従量電灯B |
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電力量料金(税込) |
※東京電力エナジーパートナーエリア・従量電灯B |
解約金 | なし |
対応エリア |
管内 (*)一部地域・離島を除く |
運営会社 | NTT docomo |
参照:ドコモ電気
東急でんき
- 東急線の定期券利用で毎月最大110円割引
- 東京電力と比べて年間で合計5,320円お得!※公式サイトより
- ガスとセット割可能!
- TOKYU CARD払いで1%のポイント還元
東急線ユーザーにお得な新電力です。東急線の通勤・通学定期券を利用していれば、毎月最大110円(税込)割引になります。

電車以外でも東急ストアなどの東急グループの各サービスが、お得に使える特典がついています。
ガスとのセット契約もあり、東京電力&東京ガスの従来プランと比較すると年間でおよそ5,320円お得になります。
基本料金(税込) | 803.00円 ※従量電灯B・東京電力エリア |
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電力量料金(税込) |
※従量電灯B・東京電力エリア |
東京電力と比較 ※従量電灯B• 30A・200kWhで契約した場合 | 東京電力:73,848円 |
東急電気:72,900円 年間948円もお得! | |
対応エリア | 東京電力エリア |
運営会社 | 株式会社 東急パワーサプライ |
HTBエナジー(HISでんき)
- 電気料金が5%OFFに!
- 乗り換えにかかる費用は無料
- 毎日2時間無料になる「ママトクプラン」
HTBでんき(HISでんき)は、旅行代理店としておなじみのHISの会社です。契約種別を従量電灯B 40Aを利用している方で、電気代が最大で5%OFFになります。
切り替え費用や連絡、立ち合いも不要で簡単に乗り換えすることができるので、引越しや急ぎの方にもおすすめな電力会社です。
基本料金(税込) | 840.84円(30A) ※ 東京電力エリア 従量電灯B |
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電力量料金(税込) |
※東京電力エリア 従量電灯B |
解約金 | 2,200円 ※1年未満の解約場合 |
対応エリア |
管内 ※一部地域を除く |
運営会社 | 株式会社エイチ・アイ・エス |
新日本エネルギー
- 初期費用0円!手続きも簡単
- 立ち会い工事不要!今までの電線や設備のままでOK
- 使用電気量が多い家庭はよりお得に利用可能
- 月々の電気代が1,7000円ならおよそ5,500円/年お得に!※1
- 店舗など月々の電気代が43,000円ならおよそ10,100円お得に!※2
- アンペア数を「20A」から選べる
- 支払い方法も3種類から選べる
新日本エネルギーは、初期費用0円で電気を使うほどお得になる新電力会社です。
多くの新電力会社の契約できるアンペア数は「30A以上」がほとんどです。しかし、新日本エネルギーでは「20A」から契約可能なため、電気をほとんど使わない一人暮らしの方も電気代を節約できるかもしれません。
※1 契約容量 40A/使用電力量 580kWh
※2 契約電力 15kW/使用電力量1,500kWh
基本料金(税込) | 772.20円(30A) ※ 東京電力エナジーパートナーエリア・従量電灯B |
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電力量料金(税込) | 一律26.48円/kWh ※東京電力エナジーパートナーエリア・従量電灯B |
解約金(税込) | 3年以内に解約の場合9,900円 |
対応エリア |
管内 (*)一部地域・離島を除く |
運営会社 | 株式会社 NEXT ONE |
電力自由化の切り替え方法
- 電力会社への申し込み
- スマートメーターへの交換
- 新しい電力会社との契約開始
①電力会社への申し込み
まず利用したい電力会社が決まったら、各社のサービス窓口、電話、ホームページ等から切り替えの申し込みをしてください。
申し込み時には、以下のような情報を求められることがあります。あらかじめ準備しておけば安心です。
- 現在の電力会社名
- 現在の電力会社のお客様番号
- 供給地点特定番号
- 切り替え希望日
- 本人確認書類
現在契約中の電力会社の情報については、検針票や領収書などで確認することができます。電力会社に直接問い合わせも可能です。
なお、現在契約している地域の電力会社への解約手続きは、消費者の同意に基づき、切り替え先の電力会社が手続きを行うことができます。
②スマートメーターへの交換
新電力を使用する際、スマートメーターが設置されていない場合には、スマートメーターへの交換が必要になります。
切り替え先の電力会社へのお申し込み後、現在契約している地域の電力会社から交換作業の工事予定日の連絡が入ります。
すでに今家にある電力メーターがスマートメーターになっている可能性もあるので、契約前に確認しておくと良いでしょう。
スマートメーターとは?
従来のアナログ式のメーターとは異なり、デジタルで電力の消費量(kWh)を測定しデータを遠隔地に送ることができるものです。
今までのアナログ型の電力メーターは1か月に1度だけ電力使用量(kWh)が把握できるだけでした。
一方、スマートメーターは、電気の使用量(kWh)が30分単位と細かく把握することが可能です。
③新しい電力会社との契約開始
切り替え手続きの申し込みが無事完了すれば、新しい電力会社を利用できるようになるのを待ちましょう。
スマートメーターが設置済みの場合、5日程度で利用できる場合もあるようです。切り替えにかかる費用も特に必要ありません。
利用開始のお知らせはある?
利用が開始されると、新しい電力会社からお知らせのメールやはがきが届き、電気使用量や明細を確認できるWebページについても案内があります。
検針票や書面での請求書を希望した場合には、有料となることもあるので注意が必要です。
電力自由化にデメリットはある?
- 違約金がかかることもある
- プランによっては価格が高騰することもある
- プランの選択肢が多すぎて選びきれない
①違約金がかかることもある
電力自由化により、電力の販売が自由競争になったので、電気プランや契約内容については各社が自由に決められます。
もちろん、違約金がかからないものも存在します。損をすることのないよう、申し込み時には違約金についてしっかりと確認しておきましょう。
②プランによっては価格が高騰することもある
電力のプランには、大きく分けて以下のの2種類があります。
- 市場連動型
- 市場連動型以外
市場連動型とは、日本卸電力取引所(JEPX)での取引価格に連動して、電気の単価が決まる仕組みです。
どちらのプランがお得?
市場価格が安くなっている時には、市場連動型プランでは料金が下がるためお得です。しかし、電力の市場価格が高騰した場合には注意が必要です。
このようなケースの場合、市場連動型のプランの電気料金は通常の数倍~10倍ぐらいになってしまいます。
電気料金は上がり続けるの?
2018年現在燃料費の変動は、燃料費調整制度もよって3ヶ月ごとに価格が調整されるようになっています。
これは値上がりの場合だけではありません。値下がりもあるので、必ず電力料金が上昇し続けるわけではないことを覚えておいてください。
③プランの選択肢が多すぎて選びきれない
新電力会社を選ぶ際には、数多くの会社からどれが最もお得になるか、比較して検討をする必要があります。
ただし、選択肢が多い分、自分にぴったりのプランを見つけられる点はメリットとも言えます。結婚や出産などライフスタイルが変われば、お得な料金プランも変わってきます。

よくある質問
まとめ
電力自由化について、どのような仕組みであるのか詳しく解説しました。
新規参入企業がそれぞれ本業とのセット割や独自のお得なプランを展開しており、従来よりも安く電気を使うことが可能です。
中には契約期間に縛りがあり、違約金がかかることもあるので、申し込み前にしっかりと確認しておけば安心です。
